pharma_possibilities

製薬業界は研究開発に基盤を置いた知識集約型産業であり、その高度な研究開発活動を支えるインフラが整備された国でしか持続的に成長できない産業です。日本はその条件を満たし、新たな技術を創出する場として、今後のさらなる発展に期待が集まります。

大競争時代を勝ち抜くために

これまで稼ぎ頭だった先進国(G7)の感染症や循. 環器系疾患などのプライマリー市場に、各メーカーの稼ぎ頭の品目の特許切れや市場拡大が著しいジェネリック品などの逆風が吹き荒れる現在、新薬メーカーは新たな収益源として、患者が少ないために治療や医薬品開発が進まない希少疾患領域をはじめ、大きく4つの領域へと経営資源をシフトしつつあります。

先進国と新興国、新薬と後発品の全てを巻き込んだ大競争時代を勝ち抜くためには、研究開発をはじめ、製品の臨床データの集積や情報発信、患者さんへ届けるためのマーケットアクセスなど、新たな役割に適応していく必要があるほか、医師への情報提供を行う「MR」や、医師と良好な関係を構築・支援することが大きな役割の「MSL」を必要に応じ、的確に人員配置することが重要になってきます。

CSOビジネスの需要拡大

そこで、よりニーズの高い薬を早く安全に発売、普及させるため、製薬メーカーでは質が高く豊富な経験を持ったCSOのMRを戦略的に活用するようになってきました。今後、この流れはさらに加速し、CSO企業は製薬メーカーの欠かす事のできないパートナーとして発展していく事が予想されます。

CSO業界のサービスもさまざまに発展しており、受託した品目の売り上げに応じて、受託価格を変動させる「ゲインシェアー・ディール」の導入や、エリアの営業所を丸ごと引き受ける完全請負型ビジネスモデル、抗がん剤や中枢神経薬の専門MR等の医薬品メーカーへの派遣など、そのサービスは多種多様にわたっています。